大炎上の食べログ点数操作疑惑を徹底究明!食べログVSウルトラチョップの真実は
食べログの点数について、twitterで話題となっています。
(ちょっと炎上に便乗して、真相を探ってみるカテゴリを新設しました。)
まず、炎上のきっかけになったのは、
冒頭のキャプチャに乗せた、ウルトラチョップの店主の発言
ウルトラチョップ全店の食べログスコアがいきなり3.0にリセット。そこに担当営業から連絡が来て「食べログのネット予約を使ってもらわないと検索の優先順位を落とします」と。仮にも飲食業界でビジネスするのならばもう少しお客様やお店や業界全体に資する気概はないのかねぇ…(苦笑)
— 高岳史典 (@takaokaf) 2016年9月6日
それに対して、リツイートが盛んにおこなわれ、
ニュースメディアが取り上げたことがきっかけとなり炎上騒ぎになりました。
営業拒否で「食べログ」の点数を強制リセット?–「関係ない」とする人気店も
カカクコムのグルメサービス「食べログ」において、一部の店舗から「食べログの営業を拒否したところレビュー点数がリセットされた」などの声がTwitterで上がっており、大きく拡散されている。
ツイートでは、「うちの会社でやってる店が、いきなり食べログ3.0にリセットされた。理由は、食べログの契約更新で、食べログ側が押し付けてきた物を部分的に断ったから」「食べログ側が出してきたものを使わないと、検索順位も影響を出すとまで言ってきたらしい」と、ツールの導入を盾にレビュー点数や検索順位に手を加えると言われるケースがあったとしている。
それに対して、カカクコム側では
「点数の変更は、口コミ投稿がない場合でも、アルゴリズムの全体的な見直しにより、全店舗を対象に点数が変動することがある」としている。
アルゴリズムの変更は定期的に実施されており、9月6日にも全店舗を対象に点数を見直しているという。ツイートしたオーナーは「点数が下がった」としているが、カカクコム側では「点数が上がっている店も多数ある」としている。
それでは、問題ないのではないか?
噂の真相を確かめてみることにします。
現時点のウルトラチョップ プリュは3.05点となっています。
ウルトラチョップ プリュ
そして、ネット上のサイトの昔の状態を見ることができる
インターネットアーカイブを確認すると・・・
2015/11/17時点で、3.19点となっています。
その時点でクチコミの数は8件です。
そして、2016/9/8現在16件になっています。
全件を確認したところ
平均点は
2015/11/17時点で3.71点
2016/9/8時点で3.74点
概ね横ばいとなっているのがわかります。
なので、評判自体は変わりがないことがわかります。
なので、仮にリセットされたことが事実だったとしても
2015/11/17時点の3.19点くらいが相場だったのではないでしょうか。
そして、気になるのは
最近の点数の付き方です。
2014/01/10 4.00
2014/04/17 4.00
2014/04/30 3.50
2014/10/02 3.50
2015/07/04 3.50
2015/07/27 3.70
2015/09/08 3.50
2015/11/16 4.00
2016/01/11 3.50
2016/03/23 3.20
2016/06/07 3.80
2016/06/08 3.80
2016/06/11 3.80
2016/06/20 4.00
2016/07/12 4.50
2016/08/07 3.50
2014年1月から2年以上かけて、10件しかクチコミがなかったのに、
2016年6月から約1か月に5件の高得点が続出。
以前食べログで偽物の営業によるやらせ疑惑が出た時に
以下の対策を行っているらしい。
食べログでは、口コミの信頼性を維持・強化するために、信頼できるレビュアーとそうでないレビュアーを早期に判別できるようにシステムとアルゴリズムを強化しており、さらに、お店に業者が来たら通報してもらうようにすることで、やらせ口コミ業者を一掃した。また、これはほとんど知られていないことだが、食べログに書き込まれた口コミは、社内数十人体制ですべてチェックしているのだ。
食べログ、圧倒的強さの秘密?やらせ騒動を、管理体制徹底やレビュアーとのオフ会で克服
確認したところ、この5件を書いたレビュアーは
8件~973件の口コミを書いている人々で
サクラ業者とは思えませんでした。
しかし、前述のアルゴリズムで
信頼できないものだと判断されてしまったのではないでしょうか?
なお、食べログ運営のカカクコムではIRを出しています。
自然検索で表示される点数及びランキングにおきましては、オンライン予約機能の
利用是非に一切関係
なく、これまでと同様ユーザーの評価を基礎に算出、表示を
しております。
アルゴリズムは明かせないところだとは思いますが、
ウルトラチョップの店長は、間違いだった場合には
カカクコムの株価下落の責任を取ることになるのでしょうか・・・?
時価総額は前日比185億円減少しているようです。
以上、食べログVSウルトラチョップの真相調査報告でした。